理論と実践の結合による観光の新展開を目指して
理論と実践の結合による観光の新展開を目指して
理論と実践の結合による観光の新展開を目指して
観光は過去何十年にも亘って拡大と多様化を続け、世界最大で最も急成長を遂げる経済セクターの一つとなりました。観光は世界中の多くのディスティネーションにとって重要な外貨獲得源であり、雇用の創出、ビジネス・イノベーション、社会基盤の開発を促進し、国と地域の経済的・社会的な発展の重要な推進力となっています。日本においても観光は成長戦略の柱に位置づけられ、観光振興が本格的に推進されてきました。しかし、諸外国との観光客誘致競争の激化、観光産業の低い生産性、観光振興による経済効果の地域間格差など、さまざまな課題が生じています。
今、解決を求められている諸課題のほとんどが経営問題であり、その意味で強く経営的なアプローチが求められています。まさに、観光が経済的な幸福へ貢献できるかは、観光によってもたらされる質と収益によって決まるのです。日本観光経営学会は、観光をめぐる経営的課題を学術的に研究するという実学的なアプロ―チにより、観光産業と観光経営学の健全な発展に貢献することを目的としています。